P&G(プロクター・アンド・ギャンブル)は、アリエール、ジョイ、パンパース、ウィスパー、SK-IIなどの製品で知られる、世界最大の消費財メーカーです。 これらのブランドは、世界で最も厳しいと言われる日本の消費者に高く評価され、同時に世界ブランドを支える品質を押し上げる原動力にもなっています。
また、現在日本でも広く知られているインターンシップ採用や職種別採用などを、アメリカでもいち早く取り入れた企業も、P&Gです。「お金とビル、ブランドを取り上げられても、社員さえいれば、10年ですべてを元通りに再建できる」というのは、1948年当時、P&G米国本社の会長であったリチャード・R・デュプリーの有名な言葉です。この言葉の通りに、P&Gは古くから「人材こそが会社の最も重要な資産である」という理念のもと、日本においても採用活動をしています。
P&Gの中途採用について
例えば、以下のような求人募集があります。
マーケティング
アシスタント・ブランド・マネージャー
消費者の生活に密着し、消費者の生活を向上するブランドづくりをリードする。(ブランドづくり)また、ブランドのビジョン・目標を立て、それを達成するための優れたマーケティング活動を行い、チームをリードし、ブランドを経営する。(ブランドの経営)、この2つにかかわっていただきます。
ブランドづくり(ブランドマーケティング)
消費者の生活に密着して、日々のくらしの中に埋もれた満たされない潜在的ニーズを理解し、より多くの消費者に、より大きな満足やうれしい驚きを提供し続けるブランドをつくり、長期的に成長させていく。また、それをどのように伝えていくかを戦略的に考え、消費者に触れるメッセージを作り、包括的マーケティングプランを策定し、実行する。
ブランドの経営
短期・中期・長期のブランド目標設定と経営戦略の策定、損益管理を行う。
セールス(営業統括)
アカウントマネージャー
P&Gの取引先である小売業や卸売業と強固なビジネスパートナーシップを築き、P&Gと得意先双方の売上・利益を最大化するために、新製品や各種プロモーションの活用プランを作成し、取引先に提案、実行していきます。
活用プラン作成
小売業個別のショッパー(お買い物客)目線に立ち、P&G製品の販売を通じてどうすればショッパーが満足がいく売り場になるかの販売提案を、他部署も巻き込み作成します。通常の販促・売り場提案はもとより、担当する小売業によっては市場調査担当部署の調査によるショッパー特性分析を基にした提案や、マーケティング部と協働での得意先オリジナルキャンペーンの作成も含まれます。
実行
得意先に対する顔となり、取引先のニーズを理解・重視し、提案したプランの実行をリードします。担当企業と強固な連携を実現し、担当得意先に おける売上に対し、責任を持ちます。
求められる英語力について
P&Gでは社内での公用語は英語となるため、Eメール、文書、企画書等が読み書きできるビジネスレベルの英語能力は必要です。
英語ができる前提で個人の能力が問われる。たとえばデータに基づき簡潔でわかりやすく英語でプレゼンテーションする能力・積極的にプロジェクトを遂行する力が一般的に求められる。はやり英語ができる方が有利。
P&Gの年収・給与制度について
年収事例
30代前半でマネージャーに昇進すると年収約1000万円。その後は昇進のスピードでかなり左右されるが、40代前半の課長職相当で税込1500万円くらい。
メーカーとしては国内の日系・外資系メーカーの中ではトップレベルに高いです。
給与制度
マネージャー職はすべて年収制。昇給は%。勤務年数が長くなると、昇給の頻度が下がるが、給与そのものが下がることはない。いくつかの例外はある。
課長職以上は毎年一回、業績連動のボーナスがある。また部長職以上はストックオプションを毎年2月に支給される。
P&Gの組織体制・企業文化について
組織体制について
2010年ごろから組織変更により、本社機能はシンガポールなどに移管ずみ。現在の組織は日本の販売会社のような位置づけ。常に海外とのやり取りも発生すること、外国人も多いことから、社内の文書、メール、会議は英語必須です。
変化が多く、よく組織変更等がありますが、むしろ変化が日常となっていて変化にたいして柔軟に対応することが求められます。
企業文化について
コンシューマーイズボスに代表される、消費者中心の考え方が浸透している会社。内部的なことを話すと、それぞれの社員が自分のキャリアを人一倍考えていて、自然と仕事に向かう士気も高い。ただし、その分与えられる分量や質も高く、体力的精神的にタフさも必要とされる。
P&Gへの転職を考えているいる方へ
企業のオフィシャルサイトで求人募集があれば、直接応募が可能です。ただ、直接応募の場合、返信がない場合も多いです。理由としては、厳選して面接をして人だけに連絡をする企業が多いため、よほどその人事の希望する経歴にピッタリあった人しか面接に進むことができません。
そのためほとんどの人は転職エージェントを通して応募した方が面接までいける確率が高まります。直接応募した方が確率が高まると考えている人が意外と多いのですが、正しくなかったりします。
なお、以下の転職エージェントなら外資系企業・グローバル企業の求人に強く、P&Gの求人も抑えている可能性が高いので、相談してみるといいでしょう。
会社概要
会社名 | プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン株式会社 |
設立 | 2006年3月3日 |
本社 | 神戸市東灘区向洋町中1丁目17番地 |
URL | https://jp.pg.com/ |