メーカーは海外営業職でも求人が多い業種となっていて、海外営業を希望する方にとって、候補のひとつに挙げられるのではないでしょうか。
現在、日本企業の多くはグローバル事業の強化を図り、海外に市場を拡大させています。国内市場が飽和状態にある一方、アジアなどを中心に経済成長を続ける海外マーケットの需要が高まっているからです。
そんな状況下、必要とされるのが国際的なビジネス展開に欠かせない海外営業ポジションの人材です。
メーカーの海外営業求人について
メーカーといっても多岐にわたりますが、例えば、自動車メーカー、自動車部品メーカー、電機メーカー、機械メーカー、化学メーカー、食品メーカーなどで海外営業職の求人があります。
メーカーの海外営業ポジションに関しては各社の新しい事業展開となるため、重要なポジションやコンフィデンシャル案件の求人も少なくありません。
求人について見てみると、例えば以下のような募集があります。
【募集企業】大手電機メーカーグループ
【仕事内容】
海外(アメリカ、韓国、台湾等)向けに半導体製造装置の海外営業をしていただきます。
- 既存クライアントへ向けた受注活動(プレゼン、受注、納期、価格交渉、検収)
- 使用決定、工場への製作、設計指示、納期管理
- 納入装置の不具合、顧客クレーム対応、改善活動
- 提案書/見積書作成、受注計画策定、受注伝票処理等
※営業先は100%既存顧客であり、アプローチから受注までは半年~1、2年となります。
※アプローチ先は技術部門となることが多く、技術的な折衝は技術部門の同行があります。
※月1.2回海外出張があります。(アメリカ、韓国等)
【募集企業】電子部品メーカー
【仕事内容】
海外電機・精密機械メーカーへの営業活動に携わっていただきます。
具体的には、
- 担当エリア、クライアントに対する営業
- 現地子会社や代理店への指導、管理、サポート
- クライアントニーズやマーケット動向から今後の開発テーマを技術本部と調整
※担当エリアへの海外出張は適宜ございます。
【募集企業】自動車メーカー
【仕事内容】
海外市場において、マーケティングおよび販社顧客対応をお任せします。
具体的には下記のような業務をご担当いただきます。
- 現地の市場調査・分析・集約
- 完成車・KD受発注・出荷窓口業務全般
- 関連パートナーとのビジネス交渉
- 各個別プロジェクト推進実務、社内外関係者との調整業務
など
上記はほんの一部の例になります。ネットを使って情報収集してみると多くの「メーカー」「海外営業」に関する求人があります。また、海外出張が発生する求人や、将来的に海外駐在要員となる案件もあります。
求められる人材は、募集ポジションや企業により異なってきますが、基本、営業経験およびある程度の英語力を持ち合わせている方となってきます。あと、扱う商品についての知識もある方が望ましいですね。
海外営業の求人を探すには
まずは、ネットをフル活用して情報収集してみましょう。海外進出しているメーカーのHPをチェックして、そこで希望の求人があれば、コンタクトしてみる。あと、転職サイトの「リクナビネクスト」にも数は限られてきますが、海外営業の求人があったりするのでチェックしてみるのもいいでしょう。
あと、メーカーの海外営業といった専門性の高い求人を探す場合、転職エージェントを利用するのが一般的です。転職エージェントなら、転職サイトには出ていない非公開求人も多く持っているので、登録してこれらの求人を紹介してもらうのもいいでしょう。
転職活動の際には、自分が使えるあらゆるチャネルを使って、なるべく多くの選択肢を持っておくことが大事ですね。